2010/11/28

タラブコの織物

 スクレ2日目は土曜日。ゆっくりし過ぎた朝。
慌ててまずはクリスマスの買い物。ボリビアのお店は土曜の午後と日曜日はほぼお休みになります。ヨーロッパなんかでも多いけれど、やっぱりカトリックの影響なのでしょう。ショッピングがしたければ、朝早く動かないとだめなのです。

 日本は冬。アルパカ製品を売るおしゃれな店で家族へクリスマスプレゼントを選びます。。セーターにマフラー、肌触りがよくて暖かく、デザインも素敵。目移りします。2軒めはフェアトレードの店。売上の8割は製品を作った女性へいきます。ここでリャマのかわいいぬいぐるみ発見!自分用に紫のポンチョを買いました。これから益々暑くなるんだけどあまりに気持ちよくて・・・。そうこうするうちに12時を過ぎてタイムリミット。久しぶりに買い物欲に火がついて、女のコらしい過ごし方に。知る人ぞ知る?ボリビア珈琲と一緒に贈り物を詰めました。ずっと気になっていた事を一つ完了。

 午後はLa Casa de Libertad(自由の家)へ。1825年ここでボリビア独立の調印が行われた由緒ある建物です。その数年後ボリビア初代大統領にちなんで、この町はスクレの名前を得ました。ここでなんとタリハから修学旅行に来ている高校生のグループに会いました。私の行っている高校の生徒達はサンタクルスにいっているはずです。


   スクレと言えばチョコ。老舗para ti(君のため)のお店でチョコレートケーキをいただいて休憩。おいしすぎる! その後タラブコ織物の博物館へ行きました。この美しい織物を織るのに6ヶ月かかるそうです。 織物は物語を織り込んだりして模様が複雑なものほど手がかかり、値段も高くなるそう。

 翌日はバスで1時間半かけてタラブコ(Tarabuco)へ。織物と伝統衣装と祭りで有名な村。日曜日だけの市は多くの売り子、観光客で賑わう。
 けいちゃんがしばらく会ってないと心配していた織物師のおじさんに無事再会。ここで80年前にお母さんが織ったもので、今は自分では織れない柄だという織物が。きれいな色合いでとうとう購入してしましました。清水の舞台から飛び降りる気持ち。あまり手放したくなさそうなおじさん。大事にします。

 従姉と一緒にお母さんの作った小物を売って歩く子に出会いました。恥ずかしそうにどこから来たのと聞きます。ベルトを一つもらいました。タラブコの人たちは勝手に写真を撮られることを嫌がります。それでここでの写真はとても少ないのだけど、この子とはその後もあまりにしょっ中会うので、一緒に写る?と聞いたらこくんと頷いてくれました。

 タラブコから戻った夕方、スクレの高台にあるIglesia de La Recoletaを目指し坂道を登りました。標高2750mにあるスクレ。慣れていないと息切れします。運動不足だけどさすがにここまで弱くはないはず!標高のせい、標高のせい。
修道院はしまっていたけど、展望台からの眺めは最高でした。かわいらしいカフェもあります。スクレは世界遺産にも登録されている町。条例で白く塗ることを定められている壁とオレンジ色の瓦がマッチし、ゆるやかな丘に作られた町並みは電気の明かりさえなければ中世の街そのもの。
夜景を見ながら夕飯を食べて、たくさんおしゃべりをしました。人との接し方、特に子供たちへの接し方が本当に素敵で、見習うことの多い友人。3日間お世話になりました。