2011/07/06

タリハの防寒対策



冬休み直前、極寒の創立記念日 U.E. Carmen Meallaにて

 最近立て続けに怪我をしています。

 先日はwallybollという壁を使ったバレーボールをしにいったら、薬指をつき指しました。ただでさえ運動音痴、寒くて体の動きも鈍っている中、壁を使ってあっちこっち飛びまわるボールは見失うこともしばしば。増え続ける体重をなんとかせねばと出かけて行ったのですが。後半は少し慣れて、体が動くようになりました。同じグループの人にも助けられ、ちょっと頑張って今までは逃げていたボールに手をだしたらやってしまいました。幸いあまり使わない薬指。重いものをもったときだけ、うっときます。

 そして昨日は膝を酷くすりむく、アクシデント。寒いからサウナに行こう!との誘いがかかり、出かけました。このサウナ、先に行ってた友人が言うに閉まっていたそう。寒くて客がいないからという理由で。友人が交渉してあけてもらったらしく、寒いからサウナに行くんじゃないの?とひとしきり話題に。日本の温泉は裸で入る話(普通男女別だと断りをいれて)からヌーディストビーチまで広がり、友人はお母さんと最初は知らずに行ったところ男の人にぶつかられたとか。ヌーディストビーチにいく勇気なんて今の私にはまず絶対ないなと思いつつ、一番起こってほしくないねーと笑っているうちはよかったのです。客は私たち3人だけ。薪で暖めたサウナに入ってたくさん汗をかき、シャワーでそれを流して、ミストサウナへ。友人2人が先に外へでて、体をほぐしていた私がちょっと居残っていたら、入口で話しかける声。聞こえないので降りていったところ、最後の段でコケッ。真っ白でなにも見えないミストの中急いで降りたので、3段あるのを忘れて2段目で最後と思ってしまったのです。

 盛大にすりむいて血が一杯でて、サウナのオーナーのセニョーラもびっくり。アルコールをだして消毒してくれました。これが痛かったこと。ひえーってくらい沁みて。こんな怪我も久しぶりです。幸い単なる擦り傷。足を挫いたりしなくてしなくてよかったとほっ。喉が渇いたからナチュラルジュースでも飲みに行こうという友人の誘いは辞退して帰宅。帰ってからサウナではそれどころでなくなったシャワーを浴びて、大家さんのオルガがくれたクリームを塗り、ガーゼを貼ってその夜はベットにおさまりました。出かけたと思ったら怪我してくるのだから、こんな寒い時はベットでぬくぬくするのが一番よっとオルガにお説教されつつ。

 6月末から気温がぐんと下がって、天気予報でマイナス4度なんて言われる日もでてきました。一度は27日からと発表された冬休み、少し暖かくなったのを受けて7月11日からに伸ばしますと宣言されたもつかの間、再度気温が下がって結局4日からスタートで落ち着きました。途上国であるということに加えて、寒い期間が2ヶ月ちょっとと短いこともあるのでしょう、タリハには暖房のある家はそれほど多くありません。当然学校にあるわけもなく、寒くなると休みになるのです。去年来た頃は厳しい寒波に死者も出る程で、2週間冬休みが伸びて4週間になっていました。

 この寒さも2度目。去年の7月14日にタリハに着いた日は暖かくて家の前の木はピンクの花を咲かせていたのに、翌日一気に下がってマイナスに。一変に枯れていました。オフィスで震える日を過ごして、週末田舎に出かけてさらに体の芯から凍える思いをしたのでした。何年かぶりにしもやけをこさえたのも懐かしい思い出です。本当に寒い時はマイナス30度にもなるモントリオールでもここまで寒い思いはしたことがない!というほどの寒さを味わいました。建物の中に入りさえすればTシャツ1枚で過ごせる、セントラルヒーティングのすすんだカナダ。オフィスで1日体が暖まることのないまま過ごし、家に帰って尚寒いタリハ。

 というわけで今年は寒さ対策はばっちり!?

 冷える夜、大家さんは4つあるガスコンロを全部つけます。そしてコンロの一つにユーカリの葉をいれたお鍋をおいて煮たてます。ユーカリのいいにおいが家中に広がって素敵です。風邪を予防する役目もあるのだとか。タリハ県東部Gran Chaco(グラン・チャコ)は天然ガスが豊富。それもあってタリハは比較的豊かです。ガソリンでなくガスで走る車があることを知ったのもここ。ガスはとても安いのです。去年は黄色い大きなガスボンベに四角い網のようなものをつけ、それに火をつけて暖をとったりもしました。ちょっと怖いのですが。

私がはまっているのは足湯。エッセンシャルオイルを垂らしたお湯に足をつけるとぽかぽかしてきます。おばあさんみたいと笑われたりもしたけれど。シャワーをするときも洗面器にお湯をいれて足をいれるといいとアドバイスしてくれた人もいます。私の部屋の電気のシャワーは加熱力が弱くて、大層寒い。零下まで下がった日はガスで温めているオルガのシャワーを借ります。でなければ、4・5日はお風呂に入らずに過ごしているかも。

そして厚着。母の送ってくれたユニクロのヒートテックを2枚重ね、さらにセーターを着てカーデガンを羽織り、そしてコートを着ます。下はスパッツを2枚重ねてはいて、それからジーンズをはく・・・と。冬休みの職場はデスクワーク。これくらい着込まないと耐えられないのです。夜はポンチョとマフラー、厚手靴下が大活躍。

動くことも大事。本を読んだり、コンピュータに向かったりでじっとしてると冷えてきます。そんなときは掃除、洗濯、料理、何かをして体を動かすこと。ただこれにも限界はあって、芯から冷え切った体はどんなに動いても暖まらないこともあります。そういう時はたくさん着込んでベッドに入るしかないのです・・・湯たんぽがいいと聞いて探しているけれどまだ出会っていません。

最後にホットワイン。15ボリ(200円)だせば買えるタリハワイン。ちなみにチリワインなど外国産になると50ボリ(700円)から数百ボリと高くなります。ボトルを買ってきて鍋にワインとシナモンを入れてあたためます。タリハではオレンジの皮を入れるけれど、私はリンゴやオレンジを小さく切ってポンチにするのが好きです。オルガは牛乳を暖め、ティーバックをいれてチャイ風にしたものにSingani(シンガニ)を垂らすTé con té(テ・コン・テ)が好き。シンガニはぶどうから作る蒸留酒で、ワインと並んでタリハの名産です。この冬も何度か作ってくれました。

 こうやって寒さ対策をあげていくと先人の知恵みたいなものを感じます。電気をいっぱい使ってガンガン暖房をつけるのはもうはやらない!?石器時代に戻るのは無理だけど、ないならないで小さな工夫をしてちょっと地球に優しくなれる気がします。便利なものがあり過ぎるのもよしあしだなーとベットの上で冷たくなった鼻を温めつつ思ったりしています。

ボリビアに来て1年。寒さについて語るとより実感が増します。意味するのはこれから過ごす1日1日が2度と帰らない日であること。ボリビアであろうとなかろうと、同じ日なんて1日とてないのだけれど、ひどく毎日を大事にしたい気にかられます。というわけで、とにかく誘われたらなるべく出かけるようにしようと決めた矢先のアクシデント。薬指と膝と親知らずが痛むさむーい夜でした・・・


お世話になっている先生方(真ん中白髪の方が初代校長、その右隣が現校長)